ランニング・トレイルランニング

ランニング・トレイルランニングについて日々の練習や大会情報・ギアなどを紹介します

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最大酸素摂取量(VO2max)について

最大酸素摂取量(VO2max)ってランニングのパフォーマンス測るのにとても重要な指標ですよね。

最近のランニングウォッチでは最大酸素摂取量(VO2max)が計測できるものも多く発売されてますよね。

最大酸素摂取量(VO2max)でランニングパフォーマンスを計測している方も多いのではないでしょうか?

最大酸素摂取量(VO2max)とは

最大酸素摂取量(VO2max)というのは体が1分間で体重1kgあたりどの程度の酸素量(ml)を取り込むことができるのか?という指標です。

体は呼吸をして、肺から取り入れた酸素を赤血球で体全体に運びます。

そこで細胞の中に取り込まれ酸素がミトコンドリアに利用され、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーのもとに変換されるわけです。

よって、最大酸素摂取量(VO2max)の値が大きければ大きいほど、酸素を多く取り込み多くのエネルギーが生み出せる=早く走れる、ということです。

どうやって測るのか

正確に計測するには、研究室でマスクをした上で運動をして呼吸で吸った空気と呼吸で吐き出した空気に含まれる酸素・二酸化炭素をもとに算出されます。

だけど、研究室なんて行けないし、そこまで正確な値を知らなくて良いよ!推定値で良い!という人のために様々な推定値算出方法が考案されています。

1.Uth-Sørensen-Overgaard-Pedersen推定

最大心拍数と安静時心拍数から推定する方法です。

式は以下。

  • 最大酸素摂取量(VO2max)=15×(最大心拍数÷安静時心拍数)

実際に計算してみると、最大心拍数:200、安静時心拍数:60だった場合、

15×(200÷60)=50

になるみたいですね。

2.クーパーテスト

クーパーさんが研究から導き出した式を使って推定します。

使う数値は「12分間走の走行距離」です。

12分間走の走行距離とは平地を最大努力で12分間走り続けた場合の走行距離。

式は以下

  • 最大酸素摂取量(VO2max)=(12分間走の走行距離 ー 505)÷ 45

5000mの世界記録保持者であるベケレは12分間で約4750mも走れる(笑)そうなので、

(4750ー550)÷45=93

というとてつもない値を叩き出します笑

ちなみに、普通のランナーなら、キロ4分秒で走った場合、12分で3000m走れるので、

(3000ー550)÷45=54

となって、まあそんなものでしょう。 

もっと楽に計測できないの?

もっとかんたんに計測したい方は、時計を買いましょう。

私はGarminSuuntoのウォッチを持っていますが、どちらも最大酸素摂取量(VO2max)の推定値を出してくれます。

どんな感じで表示されるのかは、また今度ブログで書きますねmm

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